2011年7月20日水曜日

B!P!O!B!P!O!のコーナー 2011年06月分

2011年6月に視聴者から寄せられた意見
http://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2011/201106.html

アニメ・特撮編
最近の深夜アニメは残虐な暴力などをテーマにしすぎていておかしい。また、アダルト作品のような表現すら散見される。少しばかりの戦闘や奇術なら分かるが、露骨な表現があまりにも目につく。アダルトでやるべき表現に対しては、きちんと18歳未満視聴禁止、購入禁止などのゾーニングの措置を取るべきだ。
 あの……具体的に挙げてくれないとあなたの脳内基準がわからないんですが。
深夜アニメに対する批判が多いようだが、筋違いではないか。暴力シーンや性的シーンを含むから深夜に放送しているのではないか。そしてそういったシーンにも伝えたいことがあるからこその表現であり、「子どもに悪影響」と思うのであれば、子どもに見せない配慮をすれば良いのではないか。深夜アニメを見る程の年齢であれば、そのくらいは自分で判断できる。伝えたいものが何かを見ないうちに「暴力的」「性的」であるから規制するというのであれば、ドラマやアニメも規制されて当然だ。
 そんなこと言うとホントに「地上波に乗せるな、アダルトchかOVA以外で世に出すな」って言われるよ。子供は「録画」するからさ。
報道編
「猛暑の大停電危機再現シミュレーション」は見ていて不快だった。大停電が起きる可能性があるからと、原発の容認を視聴者に煽っているとしか思えない。停電が起こると視聴者を脅迫している。我々は震災後、計画停電を経験し、節電努力をしながら数ヵ月を生活してきた。馬鹿ではないので、停電対策や節電対策については学習している。今、我々が知りたいことは停電が起きるかも知れないという"可能性"ではなく、漏れ続けている放射線についての真実の報道だ。放送局はこのシミュレーションを報道した目的をきちんと説明するべきで、東電を擁護するような誤解を招く放送は避けるべきだ。
3月、4月は東電や原子力保安院の情報を垂れ流し続け「安全」「ただちに健康被害はない」と放送し、国民を信じこませた。5月以降は「メルトダウン」「汚染水流出」「内部被曝」などの事実が露呈して、垂れ流し情報に視聴者が納得しなくなってきた。なぜマスコミは独自取材をせず、東電や保安院の情報を鵜呑みにしてきたのか。解説する学者も原子力村の御用学者ばかりで、楽観的な解説しかなかった。最悪の事態を想定する学者がいてもよかったのではないか。放送局は大きなスポンサーである東電を擁護したとしか思えない。最近では「停電」の恐ろしさを煽って「節電」を呼びかけ、その陰で「原発の重要性」を視聴者に植えつけようとしている。
 まぁ供給不足の停電を起こしたことがないからかな。結局事が起きないと当事者意識持てないのが日本人かも。
電力不足で節電が叫ばれる中、違和感を持つのは、テレビのスタジオだ。照明が煌々と照らされ、スーツを着込んだアナウンサーや司会者が汗ひとつかかずに進行している。その内容が節電特集だったりするから白ける。テレビもクールビズできないのか。自分達で実践もせず、押しつけられても説得力はない。
 照明が足りない番組とか、出演者の汗が浮いてたら苦情入れるタイプだな、こういうの。八つ当たりにしか見えない。

バラエティ編
オタクと呼ばれる人の趣味への傾倒を、不当に笑い者にする番組の構成は、「差別してもよい人間」や「笑い者にしてもよい人間」を作るようで、大変不愉快に感じた。オタク趣味は幼稚であるから笑い者にしてもよいという風潮は差別につながる要因であり、また商品や作品に携わっている人々への侮辱である。多様化される文化の中で、一趣味を不当に愚弄してよいとする態度は番組として不適当だ。
 まぁこれはこちら側でもその「反撃」が物議かもしてますが。
 ※劇団ひとりが『けいおん!』フィギュアを舐めてアニメオタク激怒! 大沢あかねブログ大炎上
 ※劇団ひとりが「けいおん!」のフィギュアを舐めてオタク激怒! 妻の大沢あかねブログ大炎上
東日本大震災の被災地復興のためにポケットマネーを含む約2億4000万円を寄付したレディー・ガガを紹介した際に、司会の女性歌手が「ガガにしては少ないと思うのだけど」と発言した。寄付は善意であり収入には関係ない。個人でここまでの額を日本人ではない方が寄付してくれたことを素直に感謝すべきだ。正直なところ、東京も放射能のリスクがないとは言えない。外国人アーティストの来日キャンセルが相次ぐ中、来日してくれていることを考えると、本当に日本を応援してくれているのだと思う。女性歌手の発言は、世界に向けての恥ずかしい発言だ。
バラエティー番組の司会者が、海外アーティストが日本復興のために寄付した金額に対して「少ない」などと番組中に呟いたことに不快感を覚えた。子どもの教育に悪影響だ。「金を沢山持っているから寄付して当たり前」のような態度や発言を公共の電波で流すことはやめてほしい。子どもには感謝の気持ちを忘れずに育ってほしいと思っている身として、害のある番組だと思った。
 ※額に不満?アッコ ガガの震災寄付金「少ない」
お笑い芸人が、自分が学生時代に同級生に対してやったいじめの話を面白おかしく語っていた。はっきりいって不快なだけだった。そして、私の子どもがそれを見て笑っていたことに戦慄を覚えた。子ども達に与える影響を考えるべきだ。いじめをすることを笑う大人に育ったらと思うとゾッとする。このような番組はやめてほしい。いじめを反省せず笑っているタレントはテレビに出すべきではない。
 ※「ほっしゃん。」ブログが炎上 「すべらない話」告白は「いじめ」
バラエティー番組のオープニングで、一人のメンバーが話をしていることを他のメンバーが無視するという寸劇をするが、いじめにしか見えなくて不愉快だ。彼らは国民的アイドルグループで小中学生にファンが多いので、真似をすることでいじめを助長してしまうと思う。あのような寸劇はやめた方がいい。
 来月は「ゆるゆり」がヤバいのか。
ドラマ編
殺人事件について、現場の模様をCGで再現していたが不快に感じた。アニメやCGに子どもはすぐに反応し、視線を向ける。見た映像は少なからず頭に残ることもあるだろうし、真似て遊ぶこともあると思う。このような映像が普通に流れていることがおかしい。映像を用いて分かりやすく伝えるべき事、そうでない事、この判断を間違えないでほしい。
 じゃあどうすりゃいいのさ。そうか壊滅か。
昼間の再放送も含め、殺人事件を取り上げるドラマが多いことが気になっている。幼い頃から毎日殺人シーンを目にしている子どもが大人になった時、殺人なんて特殊なことではないと心に刷り込まれてしまわないかと恐れる。それが殺人事件へ結びつくのではないかと危惧している。各局ともこのことについて一考いただきたい。
 実際もう特殊でも何でもないだろうに……なんだこれ。
猥褻編
深夜のバラエティー番組だが、お笑い芸人が性器の手術を行うところをドキュメンタリー風に放送する場面があった。万人が見ることのできる地上波で放送する内容ではない。非常に低俗だ。特に番組の中にはアイドルグループが出演するコーナーもあり、これが目当てで見ている人もいるはずだ。青少年にも容易に見られる状況はよくないと思う。
 性器の手術なんてめったに見られんし、ガチならドキュメンタリーしてもいいと思うけどなぁ。まぁガチなのかどうかが問題だけど。
CM編
番組スポンサーであることはわかるが、朝、昼、特に夕食時の掃除用品のCMはやめてほしい。特にパイプ掃除のもので髪の毛の詰まりを溶かすCMは食事中でなくても見ると吐きそうになる。トイレ用品やゴキブリ退治、掃除機のCMもゴミをリアルに見せるものもあり、それが食事中に突然目に飛び込んで来ると、せっかくの団らんの食事が台無しになってしまう。最近はCGでインパクトを強めることができるのか、汚いものもリアルな表現のものが多い。明らかに不快感を与える表現や、それを放送する時間帯というものに基準を設けていただきたいと切に願う。
"中年女性が店に的外れなクレームをつける"という内容の殺虫剤のCMは不愉快だ。私は飲食店を経営しているので、今後このCMを真似してクレームを言ってくるお客がいるのではないかと心配している。視聴者の中には、このような見方があることをスポンサーに伝えてもらいたい。
 ※‪虫コナーズ cm ご意見‬‏ - YouTube
 最近はCMについてもJAROと連携して受け付けることになっているようです。
その他編
最近、「番組内ツイッター」なるものを募集し、それらの意見を紹介することに力を入れている。だが、もともとツイッターは若い人を中心としたコミュニケーションツールであり、「ユーザーの90%は20代である」という調査結果もあるほどだ。年齢的に非常に偏った人たちの意見を重用することは、テレビ番組としてよくないことだと思う。やはり、情報弱者などの意見もまんべんなく取り入れるために、視聴者の意見は原則として電話で受け付け、ツイッターはあくまで補助的手段として使うべきだ。
 今までが偏っていなかったとでも言うつもりか。まだBOTの心配をしたほうがマシ。

0 件のコメント:

アクセス解析