① 井上麻里奈
エル・カザド(リリオ) おおきく振りかぶって(三橋瑠里) がくえんゆーとぴあ まなびストレート!(上原むつき) キスダム -ENGAGE planet-(桐井冬音) 月面兎兵器ミーナ(佃美奈 /月城ミーナ) さよなら絶望先生(木津千里) 灼眼のシャナII(“彩飄”フィレス) スイスイ!フィジー!(しまこ先生、カイカイくん) 素敵探偵ラビリンス(古賀楽太) D.Gray-man(エルダ) 地球へ…(セキ・レイ・シロエ) 天元突破グレンラガン(ヨーコ) 爆丸バトルブローラーズ(アキラ、リョウ、ナエ、コンバ) BACCANO! -バッカーノ-(イブ・ジェノアード) ハヤテのごとく!(橘ワタル、暮里詩音、ヨメ) ぼくらの(サンタ / 矢村三太) 魔法少女リリカルなのはStrikerS(エリオ・モンディアル、ウェンディ、チンク) みなみけ(南夏奈) ムシウタ(御嶽アンネリーゼ/霞王) もえたん(シズク)2007年を代表するに最もふさわしいと思われるのが彼女。男女を問わずさまざまなキャラを演じ分けた。プロも唸るアニメ的な絵の才能などアニメファンにも親和性が高いキャラクターも好感度が高い。来年も「みなみけ」などさまざまな作品の継続や2期でスタートする。
② 喜多村英梨
アイドルマスター XENOGLOSSIA(菊地真) 一騎当千 Dragon Destiny(夏侯淵妙才) 風のスティグマ(ミハイル) クレヨンしんちゃん(腰元) こどものじかん(九重りん) 地獄少女 二籠(森内樹里) スカルマン(子供) 瀬戸の花嫁 (不知火明乃) 戦争童話集シリーズ ふたつの胡桃(彩花) 逮捕しちゃうぞ フルスロトル(ユカリ)地球へ…(トォニィ(幼少)) 桃華月憚(犬飼真琴) ぽてまよ(森山素直) みなみけ(内田ユカ)井上麻里奈と双璧をなすともいえる彼女は年齢やその広範なキャラの引き出し、絵を描くのが趣味でそこそこの実力、とかなり似通った点が多い。今年から新興 の声優事務所、カレイドスコープに移籍し4月からその才能を一気に開花させた。井上麻里奈よりもオタ寄り&下ネタもOKなスタンスで、特にラジオなどでそ の実力を垣間見ることができる。やや仕切りたがりの傾向があり、パーソナリティとしてはともかくゲストとして番組に来ても番組を仕切ろうとする強引な展開 も。来年はとりあえず「みなみけ」
③ 佐藤利奈
おおきく振りかぶって(司会の女生徒、場内アナウンス、宮下涼音(武蔵野野球部マネージャー)) 京四郎と永遠の空(こずえ、ミカの愛人、幼い京四郎) 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ(神代真名) 鋼鉄三国志(劉備玄徳) 神曲奏界ポリフォニカ(ユギリ・プリネシカ) 天元突破グレンラガン(キヨウ) ナイトウィザード The ANIMATION(赤羽くれは) 祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン(守精プー) ハヤテのごとく!(牧村志織、エイト、警備メカ、オルムズト・ナジャ、東宮康太郎、警備ロボ、ミニ四執事) バンブーブレード(東聡莉) ヒロイック・エイジ(プロメ・オー) みなみけ(南春香) MAJOR 3rdシーズン(立石)「ネギ先生」のイメージが強かった彼女だが今年は「ネギま!?」が終了してヒロインとしての佐藤利奈(まぁ「大魔法峠」があるんだけど)が問われた1年だった。 包容力のある女性声は今後のキャラ展開にも期待が持てる。来年はやっぱり「みなみけ」
④ 茅原実里
一騎当千 Dragon Destiny(張飛益徳) Venus Versus Virus(鷹花スミレ) ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~(リオ) Over Drive(大和の妹) がくえんゆーとぴあ まなびストレート!(バンドリーダー) クレイモア(ゴナール町の覚醒者) Saint October(星蘭) 神曲奏界ポリフォニカ(マチヤ・マティア)D.C.II 〜ダ・カーポII〜(白河ななか) ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-(トア) みなみけ(南千秋) MAJOR 3rdシーズン(鈴木綾音) らき☆すた(岩崎みなみ/茅原みのり(本人役)/長門店員)茅原実里にとっては2007年はアーティストとしてさまざまな活動をしていたが、声優としてもその活躍の幅を広げている。これはレコード会社の意向とも言 われておりそれに賛否はあるのだが、とにかく2007年は声優としての立ち位置も確保したと言えるだろう。そんな中での「みなみけ」での千秋というキャラ の発掘は収穫だったと思う。ということで茅原も来年は「みなみけ」そして春予定の「D.C.II S.S」が待っている。
⑤ 田村ゆかり
アイドルマスター XENOGLOSSIA(水瀬伊織) 銀魂(花野咲) CLANNAD ‐クラナド‐(春原芽衣) 灼眼のシャナII("愛染他" ティリエル) シュガーバニーズ(ももうさ/はなうさ/シャルロット) スケッチブック 〜full color'S〜(栗原渚) D.C.II 〜ダ・カーポII〜(芳乃さくら) ときめきメモリアル Only Love(東野ゆかり) NARUTO -ナルト- 疾風伝(テンテン) ひぐらしのなく頃に解(古手梨花) ヒロイック・エイジ(テイル) Myself ; Yourself(若月朱里) 魔法少女リリカルなのはStrikerS(高町なのは) ムシウタ(堀崎梓/みんみん) もえたん(虹原いんく/パステルいんく)毎年のように声優界の中心にいる声優の一人だが、今年は「なのは」3期や「ひぐらし解」などの代表作が一区切りついたことと、2008年3月に椎名へき る、水樹奈々に続く3人目の声優の武道館公演が決定したという点で選びたい。相変わらずのキャラ使いと「なのは」効果ですっかり大衆向きになった楽曲との バランスが絶妙だと思う。来年はあの能登麻美子とのコンビが実現する模様。
以下、動向チェック
能登麻美子
アイドルマスター XENOGLOSSIA(宗方名瀬) アンデルセン・ストーリーズ 人魚姫(人魚姫) 怪物王女(嘉村令裡) キミキス pure rouge(祇条深月) LANNAD -クラナド-(一ノ瀬ことみ) 月面兎兵器ミーナ(灰原水面/秋山ミーナ) 灼眼のシャナII(近衛史菜、“頂の座”ヘカテー) 神曲奏界ポリフォニカ(メイルリート・ルル・ウルクハウレン) スケッチブック 〜full color's〜(大庭月夜、犬男) ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜(妖精) sola(四方茉莉) 桃華月憚(葉月、東衣緒) のだめカンタービレ(佐久桜) 爆丸バトルブローラーズ(アリス・ゲーハビッチ) ぼくらの(コモ/古茂田孝美) ポケットモンスター ダイヤモンド&パール(サヤカ・フランソワ・ジョーイ) ムシウタ(薬屋千晴) もやしもん(武藤葵) 湾岸ミッドナイト(朝倉えりこ)相変わらずの「能登かわいいよ能登」っぷりで、多忙な日々を過ごす。とうとう今年「能登かわいいよ能登」は「現代用語の基礎知識」に収録されることに。そ こで取材を受けて当人も初めてその言葉の存在を知った様子。来年は田村ゆかりとのコンビでアニメとWebラジオが始まるほか、数本のアニメでヒロインも。 確実に事務所の先輩であるポスト川澄綾子への道を進んでいる。
川澄綾子
怪物王女(姫(リリアーヌ)) キミキス pure rouge(川田知子) 京四郎と永遠の空(かおん) CLAYMORE(エレナ) 月面兎兵器ミーナ(西羽すみれ/師走ミーナ) げんしけん2(大野加奈子) しおんの王(安岡紫音) シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド(ブランネージュ、クララクラン) 灼眼のシャナII(吉田一美) 神曲奏界ポリフォニカ(ツゲ・ユフィンリー) スカイガールズ(桜野音羽) スカルマン(間宮霧子) ゼロの使い魔〜双月の騎士〜(アンリエッタ) ZOMBIE-LOAN(小梅) D.Gray-man(ソフィア) のだめカンタービレ(野田恵) ひとひら(一ノ瀬野乃) ぽてまよ(夏みかん) もっけ(檜原静流) ロミオ×ジュリエット(エミリア)ヒロイン、メインキャラ率の高さは相変わらず高い水準である。今年からは能登だけでなく4月から大沢事務所に入った花澤香菜との共演も目立ってきた。背後 から支えるような役割にもかかわらず自分が前面に出ることも忘れていない姿勢はさすがあやちーである。来年も出演予定作は能登か花澤との共演が多い。
堀江由衣
アイドルマスター XENOGLOSSIA(萩原雪歩) がくえんゆーとぴあ まなびストレート!(天宮学美) シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド(呉羽冬華) シュガーバニーズ(しろうさ) スカイガールズ(藤枝七恵) 素敵探偵ラビリンス(白蟲、マル、江藤真理子) ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜(シエスタ) D.C.II 〜ダ・カーポII〜(朝倉由夢) D.Gray-man(メイリン) 東京魔人學園剣風帖 龖(美里葵) 東京魔人學園剣風帖 龖 第弐幕(美里葵) ながされて藍蘭島(すず) ひぐらしのなく頃に解(羽入) ぼくらの(委員長)突然の事務所スキャンダルにより謎の事務所離脱、そして再所属となった彼女。Aice5解散、そしてクリスマスライブと大きなイベントをこなしたものの今 後の活動にどう影響するのかはまだ見守る必要がある。とはいえ今のところ出演予定はかなりあるので杞憂かもしれない。
水樹奈々
AYAKASHI(夜明エイム) キスダム -ENGAGE planet-(流姫那由乃) クレイモア(リフル) 地獄少女 二籠(柴田つぐみ) シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド(シーナ/椎名夏音) しゅごキャラ!(ほしな歌唄(月詠歌唄)) 神曲奏界ポリフォニカ(ユギリ・ペルセルテ) DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(霧原未咲) ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-(ジークリンデ・バウムガルド、ジンの母) NARUTO -ナルト- 疾風伝(日向ヒナタ) 魔法少女リリカルなのはStrikerS(フェイト・T・ハラオウン) みなみけ(南冬馬) メイプルストーリー(クローネ) もっけ(檜原瑞生)
田村ゆかりに先駆けて声優と音楽の両立を実現している水樹奈々。今年はとうとう「MASSIVE WONDERS」がアニソンのランキング番組である「こむちゃっとカウントダウン」で13週連続1位と言う前人未到の記録(前番組の「ドリカン」を含め て)を達成する。ただしこれは10-12月期において人気のあったアニメの主題歌の発売日が11月初頭からと遅かったことで止める曲がなかった、というの が実情だった。しかしこういう記録ではそういうものも味方にしなければ達成は困難であろう。声優としては本数に変化はなく、よく批判もされる地声に近い キャラクターが続いている。ただこれに当てはまるキャラに出会うとおもしろく、今年は「みなみけ」のトウマ役で男勝りな妹役として来年も継続する予定。ま たベタな媚びキャラっぽい「ロザリオとバンパイア」のヒロインも決まっており、相変わらす声優と歌手の両輪は回り続けるらしい。
沢城みゆき
おねがいマイメロディ すっきり♪(小暮駆、はりねずみくん) かみちゃまかりん(九条和音) 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ(神代神名) ご愁傷さま二ノ宮くん(北条麗華) さよなら絶望先生(関内・マリア・太郎) しゅごキャラ!(ヨル、×キャラ) スカイガールズ(桜野優希) 素敵探偵ラビリンス(日向繭樹(マユキ)) ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-(ソウヤ・アキラ) のだめカンタービレ(千秋真一(子供時代)、女子学生B) 爆丸バトルブローラーズ(カニ、チャン・リー) Hello Kitty りんごの森とパラレルタウン(リンダ) ひだまりスケッチ(大家さん) ヒロイック・エイジ(レクティ・レクゥ) BLUE DROP ~天使達の戯曲~(千光寺萩乃) レ・ミゼラブル 少女コゼット(ベアトリス)「声優界の2008年問題」 と言っても過言ではない彼女の進路問題だったが、10月に「声のプロ」を目指して劇団への入団を表明。11月に初の舞台を経験した。昨年あたりから流れて いた不安は完全に杞憂に終わった形になる。出演では相変わらず数多くの仕事をこなしているが、個人的には「ご愁傷さま二ノ宮くん」の北条麗華を挙げておき たい。数多くの役を演じていながらベタなラブコメでは百合だったり、男性キャラ(むしろ主人公)だったり、女性でも主人公的な立ち位置にあるキャラが多い 中で、彼女は珍しく最も主人公に近いヒロイン役である。