① 平野綾(スペースクラフト)
* ギャラクシーエンジェる~ん(カルーア・マジョラム/テキーラ・マジョラム) * スクールランブル 二学期(笹倉葉子(二代目)) * 涼宮ハルヒの憂鬱(涼宮ハルヒ) * すもももももも 地上最強のヨメ(中慈馬早苗) * NANA(芹澤レイラ) * DEATH NOTE(弥海砂) * ひまわりっ!(しきみ) * 武装錬金(武藤まひろ) * 錬金3級 まじかる?ぽか~ん(パキラ)
2006年の声優を語る上で間違いなくこの名前を出さざるをえない。
大ブレイクポイントになった「涼宮ハルヒの憂鬱」でヒロイン涼宮ハルヒを演じ主題 歌・劇中歌ともに大ヒット、10万枚の大台にあと一歩というところまで詰め寄った。これは声優ブームが収束した昨今では快挙である。
基本的にハルヒのよ うな強気でまっすぐな声とやや鼻声の混じった物腰の柔らかそうなお姉さん的な声の2つを使い分ける。しかし水樹奈々に続いて2人目となった 「HEYHEYHEY」出演時の彼女はその両方とも違うイタいキャラになっており過去の彼女を知る人たちから「作りキャラ」と言われている。
10月下旬 から体調を崩して早稲田大学の学祭イベントをキャンセル、それ以降1ヶ月ほどの休養を余儀なくされ、多かった10月開始クールの出演アニメの担当者はかなり肝を冷やしたと思われる。長引く休業に「妊娠?」「引退?」などの憶測も錯綜した。
復帰後も事務所のスケジュールが今年一杯無休暇であるとも言われ。 彼女自身の健康管理やスケジュール調整が求められるところだ。
何はともあれ、来年20歳と言う若さでここまで上り詰めた彼女こそ「今年を飾る声優」の銘 にふさわしかろう。
② 堀江由衣(アーツビジョン)
* いぬかみっ!(ようこ) * かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~(神泉やす菜) * スクールランブル 二学期(沢近愛理) * RAY THE ANIMATION(すみれ) * ゼロの使い魔(シエスタ) * 乙女はお姉さまに恋してる(宮小路瑞穂) * Kanon<京都アニメーション版>(月宮あゆ) * ネギま!?(佐々木まき絵)
今年30歳を迎えた彼女が力を入れたのは昨年末に結成したユニット「Aice5」の活動 を中心にした音楽活動。
自らがOPを歌ってヒロインにもなった「いぬかみっ!」ではEDにAice5を投入。「ヒカリ」は自己新記録オリコン一桁の 4.4万枚、「友情物語」も3.1万枚と上々の出来。
放送前から「乗っ取り」に近いキャスト変更で騒がれた「乙女はお姉さまに恋してる」ではとうとう OPにAice5を投入して3.5万枚を売り上げた。
こちらではアニメ自体も「男性なのだがヒロイン」という異色の設定を上手く乗りこなして演じ、作画 のがんばりとともによい評価を得ている。
来年もAice5の活動は続くようで、アニメも「まなびストレート」でヒロインスタートが決定。年齢は関係ない ようだ。
③ 釘宮理恵(アイムエンタープライズ)
* うたわれるもの(カミュ) * おとぎ銃士 赤ずきん(木ノ下りんご) * ガラスの艦隊(ラルフ=フィッツジラルド=デオン=ド=ラック、通信士チェダー、ラシーヌ(7歳)) * りんごの森のファンタジー(プルルー) * 銀魂(神楽、踊り子) * ゴーストハント(原真砂子) * ゼロの使い魔(ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール) * ちょこッとSister(華山田ゆりか) * デジモンセイバーズ(野口イクト) * ときめきメモリアル Only Love(愛川桃(6・11話)) * ハチミツとクローバーⅡ(森田忍(子供時代)) * プリごろ太 宇宙の友情大冒険(ドラマ「のだめカンタービレ」第4話 劇中アニメ、リオナ) * ペッパ ピッグ(ペッパ) * ポケットモンスター ダイヤモンド&パール(テルヒコ) * らぶドル ~Lovely Idol~(大路しずく)
「灼眼のシャナ」終了後の彼女が迎えた2006年は「釘投入」の一言で言い表すことができるかもしれない。
ヒロインだった「ゼロの使い魔」や「おとぎ銃 士 赤ずきん」などを除くとほとんどが途中参加や、1話だけのスポット参戦という「リリーフ声優」として活躍した。
特に「ちょこッとSister」に途 中登板した華山田ゆりか役は「ゆりぴょん」の愛称で人気になり、後に加わる斎藤千和とともに前半でヒロインを失ったアニメ後半部分を支えている。
シャナ の劇場版に先立って出たDVD(OVAじゃないほう)に出てきた彼女は以前皮膚病だったと言われる表情がかなり明るくなり、時々暴走もするが憎めないキャラに変貌していた。
来年はいよいよ劇場版「シャナ」だが「ゼロの使い魔」の2期も決定。再度の活躍が期待される。
④ 斎藤千和(アイムエンタープライズ)
* ARIA The NATURAL(藍華・S・グランチェスタ) * おとぎ銃士 赤ずきん(カーネ) * きらりん☆レボリューション(霧沢あおい) * 銀魂(松平栗子) * しにがみのバラッド。(麻衣) * Strawberry Panic(月館千代) * 009-1(フレイア) * タマ&フレンズ 探せ!魔法のプニプニストーン(ハット) * ちょこッとSister(小田原絵里子) * 出ましたっ!パワパフガールズZ(赤堤くりこ) * ときめきメモリアル Only Love(購買部のおねえさん) * 西の善き魔女 Astrea Testament(アデイル・ロウランド) * パンプキン・シザーズ(セッティエーム・ローデリア) * ネギま!?(アーニャ、モツ) - 第9話のアイキャッチイラストも担当。 * BLOOD+(ルルゥ) * 魔界戦記ディスガイア(ジェニファー) * 吉永さん家のガーゴイル(吉永双葉) * ワンワンセレプー それゆけ!徹之進(メグ・ネオの猫)
上記以外に「ケロロ軍曹」などレギュラーには事欠かない人気声優でありながらも新作参入も欠かさない。
それでも限界はあるのか、前述の釘宮理恵同様、途中参加やスポット 参戦などの「リリーフ出演」が増えている。
そんな中、「ぱにぽにだっしゅ!」の縁で後述の沢城みゆきとともに「ネギま!?」にも参戦。「いい意味で」と 繰り返す口調がまた実況民を虜にして流行している。
3月にボイスニュータイプ誌上で「みっくすJUICE」時代に心労で喉のリンパ腺が破裂、吐血したこ とを告白。以来、オーディションを受けまくり最後に決まったのが「LAST EXILE」という経緯から声優の仕事であればどんなに増えてもかまわないらしい。ただ同時にそれ以前の作品とそれ以降の作品では明らかに声の一部がつぶれて今の独特の雰囲気が出せるようになっていた。
これも釘宮と同様だが少年役からオトナの女性まで幅広く扱える職人的声種の持ち主である。 来年はネギま!?を済ませた後に何があるかだが、きっと何とかなるだろう。
⑤ 沢城みゆき(マウスプロモーション)
* 落語天女おゆい(谷中妙) * 蟲師(ヨキ(ギンコ少年期)) * 鍵姫物語 永久アリス輪舞曲(ロリーナ・リリーナ) * 舞-乙HiME(サラ・ギャラガー) * SoltyRei(ミィ) * 出ましたっ!パワパフガールズZ(ちよ) * おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~(小暮駆、ハリネズミくん、バコ) * 姫様ご用心(菜花そばな) * まじめにふまじめ かいけつゾロリ(ディジー姫) * ガラスの艦隊(ゴーダ) * うたわれるもの(アルルゥ) * おとぎ銃士 赤ずきん(いばら姫) * RED GARDEN(クレア・フォレスト) * 地獄少女(桜木加奈子) * BLACK BLOOD BROTHERS(カサンドラ・ジル・ウォーロック) * ウィンターガーデン(プチ・キャラット) * ゴーストハント(黒田) * ネギま!?(ネカネ・スプリングフィールド、サウザンドマスター/ナギ・スプリングフィールド、シチミ、黒薔薇男爵) - 第9話のアイキャッチイラストも担当。 * ギャラクシーエンジェる~ん(ミント・ブラマンシュ) * 銀河鉄道物語~永遠への分岐点~(伯爵夫人) * ローゼンメイデン オーベルテューレ(真紅) * アンパンマン(サラダ姫)端から端まで演じられそうな、広大な守備範囲を誇る。
前期はうたわれるもの、後期に入ってからはネギま!?に参戦するが前者がほとんどセリフのない「雰囲気」を語る役柄に対して、後者はメインヒロインたちよりも多くのセリフと大量のキャラクターを並行する多忙な立場と全く対称的である。また「RED GARDEN」ではプレスコ(音声先録り)にも挑戦。「おとぎ銃士 赤ずきん」では訛る演技を披露した。
そんな彼女のポテンシャルはまだまだ広がりそう だが、来年は大学の卒業年のため仕事を絞る可能性がある。また某ラジオで「就職活動がしてみたい」と発言したため卒業=引退か? という説もあるがこれも おそらく冷やかしと思われる(声優の仕事量の減少にはなるが)。卒業してしまえば一気に仕事が増えることも予想されるためここはじっくり待つしかなさそうだ。
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