2012年6月20日水曜日

第624回東京都青少年健全育成審議会資料を読む

資料リンク

資料2 諮問図書類:自主規制団体からの意見聴取結果
資料4 条例に係る事務施行経過
資料10 都民からの申出一覧
〔出席者〕
(社)日本雑誌協会
(社)日本書籍出版協会
(社)日本出版取次協会
首都圏新聞即売懇談会
(社)日本フランチャイズチェーン協会
出版倫理懇話会

MISSY COMICS 快感人妻痴白書 平成24年6月7日発行

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  • 性交シーンが多い。修整はしっかりされているが、成年向マークを付けて販売した方が良い。指定該当
  • 修整されているものの全編にわたり性描写があり、指定やむなし。
  • 全編がSEX場面で、擬音がひどい男性器に消しがあるが形が分かる女性の陰毛も卑わいで、指定該当
  • 大人向けの内容で全頁にわたり性描写があり、作品によりバラつきあるが成人マークを付けるべき。指定該当
  • この手のものを青少年が手に取るか、という問題はあるが、やはりマークは必要。指定やむなし。
  • SEXシーンは多いが、絵が古臭く、コマ展開の技巧もなく雑で、青少年が購入するとは思えない。保留
  • 性交シーンは多いものの、きっちりと消されており、この程度であれば問題はない。指定非該当
  • 明らかに大人向けの内容で、未成年が買うとは思えない。白ヌキ等の修整もあり指定非該当
  • 性的行為の姿態描写は多いが性交箇所は修整され、著しい卑わい感もなく許容範囲。指定非該当
  • 全編広範囲に修整され、描写力が乏しい上に、古臭いタッチ、ストーリーで青少年を刺激しない。指定非該当
  • 古典的劇画。SEX描写は多いがこの手の絵柄は青少年の性的刺激の対象外。修整も大きい。指定非該当
  • 人妻もので、ほとんど大人が買う。修整も大きくしっかり消してある。性器も描いてない。指定非該当
赤-指定やむなし:5  緑-保留:1  青-指定非該当:6
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今日の指定はこの1冊だけ。よくあるコンビニ用においてあるようなアンソロジー本です。
やや青優勢ですが、赤も半数に近いのでおそらく掲載作の中にアブないのがあるのでしょう。
ところで先月あたりからAmazonで指定図書が意外と長く生き残ってる気が……と思ったら先月はもう消えてました。資料が公開されてエントリにしている間、つまり指定がされてから1週間は残っている状態というのが続いています。
もしかしたら指定によって需要があったのかもしれませんw

都民からの通報申出

電話による申出(1件)
○小口シールどめ誌における性的な描写について
小口シールどめ誌、というのは雑誌が開かないようにシール止めしてある雑誌のことです。
コンビニ等の棚で18禁とはいわないまでも性的な漫画をおく18禁棚の雑誌では必ず行われているものですが、一応コンビニには不健全図書を区分陳列する棚はありませんので、実はあの棚にある雑誌はすべて「一般」の区分になります。(まぁ仮に18歳未満が買おうとしても店員が断ると思いますが)
実際、掲載雑誌がこの小口シール止め誌であっても単行本は18禁として成人コミック売り場に置かれているのが現状ですので、この雑誌の描写について云々言われてしまうと……まぁ大変ですね。
まぁ、あの手の雑誌は小口止めしても表紙の段階で十分エロいだろって感じですけど。

指定累積回数(2012年06月20日現在)

累計数 出版社
5回
4回 双葉社リイド社
3回 ジュネット、辰巳出版、日本文芸社、秋水社
2回 宙出版、海王社、竹書房、ジュネット
1回 オークス、サニー出版、サン出版、リブレ出版、一水社、笠倉出版社、曙出版、蒼竜社、マイウェイ出版、ぶんか社、三才ブックス、実業之日本社
0回
【Google Docs】東京都青少年健全育成審議会 諮問図書指定回数累積表
先月ピザッツ系を切り上げた双葉社がどういう形で新作を出すのか気になります。
結局のところ出版社も規制を問うより規制を回避することしか頭にないようで。

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