2008年4月18日金曜日

B!P!O! B!P!O!のコーナー 2008年3月分

 2007年度は最後になるわけですが、来年度は意見の表記方法を戻してくれるんでしょうか。
 http://www.bpo.gr.jp/bpo/iken/index.html

 ●報道編

 痴漢冤罪事件について、女性が実行犯なのに犯罪者として実名などが公表されないのはいかがなものか。このようなことがまかり通るならば、女性はいつでも事件をでっち上げることができるではないか。犯罪者は犯罪者としてしっかりと社会的責任を負わせるべきだと思う。
 そういえば出たのかな。
 沖縄少女暴行事件は少女側の告訴取り下げにより不起訴処分とされた。法律上は不起訴でも、沖縄県青少年保護育成条例には接触するはずだ。取材した記者達は警察発表でその事に対してなぜ何の質問もしないのか?不起訴処分になる前のテレビ報道は、米兵に対して人権侵害とも思えるような報道を行っていたように思える。
 保護育成条例は環境を守る法律であって行為自体は迷惑行為防止条例だと思うが。抵触だと思うけど電話でなら聞き間違いもあろう。
 大阪地検特捜部が、相続税法違反で大阪市生野区の姉妹2人を逮捕したニュースを不適切な表現で伝えていた。長女の会社役員と四女の会社役員が亡父の遺産を隠し、相続税では過去最高の28億6千万円を脱税した事件で、民放各局は韓国名で報道していたが、NHKは日本での通名で伝えていた。このような伝え方は、日本人姉妹の犯罪との誤解を与えかねない。報道機関は外国人の犯罪の場合、通常は本名で伝えているが、今回は余りにも在日韓国人に配慮した報道姿勢だ。局に意見を伝えたが「局のガイドラインに沿って総合的に判断した」との応対だけで具体的な根拠についての説明はなかった。
 おなじみの朝日もそうだったっぽいんですが、テレビの方は不明。
 土浦の8人殺傷事件や岡山の突き落とし事件などの報道に関して、ゲームやマンガが原因であるかのような報道が繰り返されている点に問題を感じている。土浦事件は「家庭内での会話すらほとんどなかった」、岡山事件は「経済的な事情で大学進学を諦めた」「就職活動が難航していた」という背景も報道されたが、ワイドショーなどでは「ゲームやマンガの影響」ばかりがクローズアップされていた。このような偏った報道はゲーム愛好者やマンガ読者などを心理的に圧迫し、またそれらの人々に対する偏見を助長して社会的排除状況を生み、さらに状況を悪化させてしまうのではないか?また、ゲームなどが犯罪の主因でなかった場合、本当の主因が見過ごされ社会的に改善されることなく放置され、第二、第三の事件が起きるのではないか?公平なニュース報道がされることを期待する。
 報道番組。無差別殺傷事件の報道で執拗に「百本以上のゲームと共に血の付いた刃物が」「ゲーム的に人殺し」という表現をしていた。家宅捜索では他にも重要な事実が見つかったはずだが、何故「刃物が見つかった」という事実に「ゲームが見つかった」という事実だけを付随させたのか。意図的に他の事実を隠匿せしめ、ゲームだけ誇張することでゲームによる影響を助長している報道ではないか?ゲームと一口にいっても、様々なジャンルがあり、ひとくくりにしてレッテル貼りを助長するような報道は避けるべきだ。またゲームだけが原因ではない。宮崎事件も奈良の放火殺人もその生い立ちは看過できないものだった。私もDSなど数十本のゲームを所持しているが犯罪者にはなっていない。ゲーム所持本数ではなく本人の生い立ちが主因だ。
 少年による線路突き落とし殺人事件は、茨城無差別殺傷事件の報道を見て、犯人は何らかの共感を得て殺害衝動に走ったに違いない。茨城殺人では「容疑者はゲームが好き」や「無職」などと報道された。共通性があると容疑者に共感し、同様の殺人衝動にかられる人間も出てくる。容疑者と同じ状態だから自分も殺していい、自分も同じことをしていいと思わせてしまう。ゲーム好きや無職などと一般性を言えば言うほど、共感を得る人間が多くなる。テレビが殺人衝動の一因になっている。
 当然のことながらこの2件は挙がってくるわけで。
 茨城の連続殺傷事件の報道で、「ゲームに影響を受けた」と解説しながら殺傷事件の現場をまるでシューティングゲームのような映像を使いゲーム感覚で紹介していた。画面を見ていると非常にリアルな感じを受ける。この事件に限らず、過去にもひとつの事件報道後に類似した事件が起こっている。これはマスコミが事件の詳細までを伝えるせいではないかと思う。事件の報道に効果音やシミュレーション的なものはいらない。淡々と伝えていただきたい。
 シューティングじゃなくて格闘やビーチバレーが好きだったようですが。
 3月12日、主婦である私の娘が江東区で買い物中にテレビ局の取材を受けた。番組名は聞かなかったが、「食の安全」に関する消費者の動きを探るのが狙いらしい。担当者は娘の自転車のかごの中の品物に気付くや、「ああ、これは○○ですね」「おや、△△も買ったのですね」等と言いながら娘が制止する間もなく、品物をどんどん買い物袋から取り出した。非常識な態度に呆れた娘はそれ以上取材を受け続ける気も失せ、話の途中で逃げるように帰って来た。他人の買った商品を勝手に取り出し、カメラに向かってそれらを見せるとはどういう神経の持ち主なのか?まともな社会人のすることとは到底思えない。テレビ局に電話で抗議したところ、応対者は丁重に謝ってくれたが、「番組名が分からなければ担当者を特定することは不可能」と言われた。悔しいが仕方がない。今回のような取材を二度と繰り返さないよう強く求める。
 報道でも下請けが作ってる場合もあるんだろうなぁ。
 タレント出身の2知事は47人の都道府県知事の一人となったのだから、テレビを始めとするメディアはタレント同様の扱いをして騒ぐのをやめるべきだ。他の知事達は全国放送の番組に出ることもなく地道に職務に専念している。その一方で元々有名人である二人の知事だけを特別扱いするのは公平ではない。これでは「我が県の知事も何が何でも有名人を!」と考える県民が増え、日本中タレント知事ばかりになっても不思議ではない。

 「日本では有名でも世界じゃ誰も知りません」とこの間絵傍聴した県議会で議員の人が言ってました。

●お笑い編

 土曜日夜の“新たなお笑いスターを生み出す”ことを売りにしている番組の出演者の芸がひどかった。皇后さまと同じ「みちこ」を名乗り、巫女さんの扮装をして神道を徹底的に侮辱するものだった。その異常な振る舞いにはユーモア精神は全く感じられず、芸とは呼べないものだった。信教を茶化すコントは昔からあったが、それでも信教に対する畏敬の念がどこかに感じられたからこそ笑えたのであり、彼女の芸のように、皇室を含め日本人の心の拠りどころを踏みにじるような内容では誰も笑ってくれない。

 皇后様と同じ名前まで意識していたかは謎。

●アニメ編

 各地のテレビ局で放送されているアニメ番組で人間同士が岩などで殴りあい、最終的に人間をバラバラにして食べているというシーンがあった。本編では「○○ ボケ」になっている人に暴力をふるい、突っ込みを入れるという、正常な人間が見るとは思えない内容で理解不能。凶悪犯罪に発展しかねないと思う。たまたま見てしまい、大変、傷ついた。すぐに放送をやめて欲しい。
 絶望ファイトwwwwww
 アニメ番組。知り合いの家にいったら、学校にいく前の幼児が番組の真似をしてパンツもはかずに丸裸でふざけていた。明らかに番組の影響だ。いい加減この番組は止めて欲しい。

 どう見ても「クレヨンしんちゃん」だと思われますが。

●CM編

 最近パチンコメーカーのCMが目立つ。パチンコがいかにも健全な遊びであるような印象を与える。パチンコがギャンブルであり、パチンコのせいで悲惨な暮らしを送っている人たちがたくさんいることは周知の事実だ。しかも、この業界にはいかがわしい面が数多くあることも事実。どうか、こうしたことを考慮して、パチンコメーカーのCMを流す事をやめればどんなに多くの人たちが救われることか考えていただきたい。民放は資金を確保しなければならないことは理解出来る。しかし、有望な若い人たち、そして、年金暮らしの老人たちのために、パチンコがいかにも健全な娯楽であるような印象を与えるCMは社会にとっては害毒。パチンコで人生を台無しにするのは自己責任の問題だが、やはり、そのような環境がなければ、悲惨な境遇に落ち込まずにすんだ人もいるはず。パチンコの CMを流さない放送局を応援する。
 パチンコ屋のCMは潰したのにね。
 怖い映画などのCMが放送されるが、制限をお願いしたい。今でも夜や夜中限定でCMが流れているかと思う。しかし、映像が過激すぎて大人の私でも気持ちが悪い。映画雑誌のみで宣伝しても、見たい人は見に行くと思う。宣伝だからという理由だけではなく、CMは何回も見るものなので視聴者が不愉快にならない程度に制限をお願いする。

 正直そこまで面倒見切れない気がする。

●猥褻編

 最近の歌謡曲の歌詞は性描写が露骨で過激である。孫の教育上問題だと思っている。放送局はこの点を十分注意して放送して貰いたい。
 TV局が歌詞を改変しろと?
 男児ポルノに関する議事録を見た。表現の自由との関連性を訴えていたが、簡単な話で、女児の裸と男児の裸を同格に扱う。これだけでいい。「女児の裸はポルノ」「男児の裸は自然な姿」等と勝手な価値観で露出度に格差を設けるのがよくない。テレビで性器などを晒された男児は心の傷になると思うので、そういった被害に関しても訴えるべきだ。
 「男児の裸」について、映像で流すことに対する批判や、規制を強めるべきだという意見を読んだが、自分はそうは思わない。本人の自尊心を損なわず、不自然・不健康な感じにならない限り、男の子の裸はおおらかに扱うべきものであり、現在各番組で見られる程度の露出は容認されるべきだと思う。
 情報番組。小学生男子が温泉に入るシーンで撮影の為に手ぬぐいを腰に巻いていたが、女性出演者が「いいよ~、ボクたちは隠さなくても」と言っていた。小学生女子だったらとしても同じ事が言えるのだろうか。子供の男性器はよくて女性器は駄目なのだとしたら男性差別である。猛烈に腹が立つ発言だった。

 男児の裸に関しては最近見解が出たばかり。

●その他

 先日行われた名古屋国際女子マラソンについて、女性歌手の担当するラジオ番組で「高橋尚子選手を勝たせるために有力な選手をあまり招待しなかった」「無理をして出場したのは大金を受け取ったからだろう」と発言。この大会はオリンピックの選考試合であり注目し応援していたので耳を疑った。事実ならスポーツマンシップに反する行為だと思い、日本陸上競技連盟とラジオ局に事実確認の電話をした。ラジオ局は「担当者がいないので分かりかねる」とのことだが、日本陸連では「全くそんな事実はない」との事。どうやら女性歌手による単なる誹謗中傷らしい。公共の電波を何だと思っているのか?何の根拠も証拠もないのに「金銭疑惑」や「不正」があったかのように発言するなど、大会当事者や全ての関係者に対して失礼だし名誉毀損ともいえる。ラジオ局はつい最近も「羊水発言」で失言を放送したばかりだ。今回の発言は故意の悪口のようなので、失言より悪質ではないか?
 それは普通に推論とか陰謀論とか言うだけの話のような。
 「全然」という言葉は、「全然~ない」というように「否定」に使う言葉だが、最近では放送でも「全然大丈夫」というような「肯定」の意味での使い方をよく聞き、何か違和感を覚える。また、「すごい頑張っている」もよく聞くが、「すごく頑張っている」が正しい使い方ではないのか?
 ええそうなんですけど。
 私は視覚障害者。ラジオだけでなくテレビも音声で楽しんでいる。ところが番組に対する「お便り」や「テーマ別の投稿」を呼びかける際、ほぼ全てと言って良いほどFAXかEメールでの送信を指定している。視覚障害者にとってそれは他人の介助を要する高いハードルであり、その時点でテレビ・ラジオから疎外されたような気持ちになってしまう。何とか我々が気楽に番組に参加する方法を工夫してもらいたいものだ。
 気持ちはわかるんだけど見えてても介助を要する人っていっぱいいるから(経験者) 何かいい方法はないものかという点はもちろん同意。
 放送局のネット記事やテレビの字幕スーパーを見ると誤字が多く見受けられる。幾つか例を挙げると「北の湖理事長」が「北の海理事長」となっていたり、「痴漢で逮捕」が「ちかんで逮捕」と表示されていたり、時津風部屋事件で部屋の若い衆を「○○関(本来十両以上の関取のみに許される尊称)」と表示したりとムチャクチャになっている。いずれも準備段階で気がついて訂正は可能であったはずだが訂正された形跡すらない。メディアはもう少し緊張感を持つべきではないのか。
 たぶんテロに確認や訂正なんかの段階はないと思う。作る人間の方が対応できなくなっただけ。でも「痴漢」は常用漢字だっけ?
 BPOの毎月の集計で、この種の意見が多かったと統計数字を示し、めぼしい意見をHPに掲載したりしていますが、毎月のように多く意見が寄せられる事柄についてメディアはそれを改善する様子が全く見られない。例えば霊能者や占い師と称する者の科学的根拠のない発言、大食い番組、またバラエティー番組における芸人の非常識な芸など全く変わっていない。これではBPOの存在意義は何もない。かつての主婦連の不適切番組に対する指摘や行動の方がずっとましだ。不適切な番組はメディアの責任ばかりではなく、そんな番組のスポンサーになっている企業にも問題があると思う。主婦連にもう一度立ち上がって欲しい。
 仲間? いやもう統計なんてやってないけど。
 子ども達の言葉遣いの悪さに呆れている。例えば「美味しい」を「まいう~」と言う。その言葉遣いを注意しようものなら、「うるさい」「テレビでやっているから」と反抗的な態度を取る。お笑い番組が悪いとは言わないが、子ども達に与える影響を考えていただきたい。大人でもまともな言葉遣いが出来ない人を多く見ているので、このままではこの先の日本が不安だ。

 それはお笑い番組じゃない。

 ちょっと思ったけど新聞に対してこういうことを申し述べる機関ってあるのかな。

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