今年は過去の選出者と被らないように5人選ぶのに本当に苦労しました。一部「今年の代表」というには「?」な点があることは承知の上ですorz
昨年客観的評価数値として採用したアニメキャストまとめWiki*さんのアニメ出演話数の数値がギリギリまで待ったんですが揃わなかったのが残念です。コツコツ積み重ねていく数値だけにご苦労お察しします。
結構長くやってますが、いろいろなご意見よりリンク等でみなさんの考える今年の5人とその評価を聞かせていただきたいと思っております。
2011年を代表する声優5人
① 加藤英美里(28歳 81プロデュース)
2011年
2012年
激動の2011年、えふすくの脳内を制したのは1年間に渡って主要な地位を占め続けた加藤英美里。
特に魔法少女まどか☆マギカ(キュゥべえ)のインパクトは大きく、その後の電波女と青春男(御船流子)→バカとテストと召喚獣にっ!(木下秀吉、木下優子)&ゆるゆり(大室櫻子)→ベン・トー(著莪あやめ)という活動への注目を引きつけた点が大きい。
かつては「らき☆すた」でのツンデレキャラが売りだった感が強かったが、素直さと人懐っこさを兼ね備えたキャラクターでも力を発揮するため結果として憎めないサブヒロインとしての地位が固まりつつある。
来年は代表的なキャラクターの一人である偽物語(八九寺真宵)での再登場が控えている。
② 茅野愛衣(24歳 プロフィット)
2011年
2012年
今年の新人賞。昨年のわずかな出演数から一気にさまざまな作品でのメイン・サブヒロインを獲得。昨年の竹達彩奈並みの急上昇っぷりである。
まずは「癒し」を軸にキャラクターを形成。それでもさまざまな設定、性格、境遇に合わせて声質を変容する新人らしからぬ声優としての可能性を持ち合わせている(ただ変幻自在とは言いがたい)
来年も複数のいいポジションが決まっている。事務所的にはこれまた若手巧者の悠木碧がおり、相乗効果で実力を伸ばせればしばらく2人の活躍が続くと思われる。
③ 伊瀬茉莉也(23歳 アクロスエンタテイメント)
2011年
2012年
珍しく昨年の期待に応えてくれた。今年は一際多くの作品での活躍に加えて、HUNTER×HUNTER(第2作)(キルア=ゾルディック)をゲットしてようやくその名をここに刻むことに成功した
少年っぽさも少女っぽさも持ち合わせる不思議な声質を使い分けてさまざまなキャラクターで挑む、下積みも結構長い技巧派。
④ 井口裕香(23歳 大沢事務所)
2011年
2012年
来年の方がよいのではないか、と思ったのだが、今回該当者が少ないのと、今年選ぶ価値があると判断したこと、何より来年のことはわからないということでw
花澤香菜からかなり遅れての代表選出となったが、主に作品に恵まれなかったり、他の声優が強すぎて5人の枠に入れなかった面があって、すでに出演数や実力では花澤香菜と同等と認識している。今年はフラクタル(エンリ)・ロウきゅーぶ!(三沢真帆)・まよチキ!(近衛スバル)・僕は友達が少ない(高山マリア)など、花澤香菜との共演も多かった。ロウきゅーぶ!では声優ユニットRO-KYU-BUとしてステージに立ったりもし、もともと評価されていた歌唱力を存分に披露している
強みは「ウザいほどの存在感」騒がしいキャラが得意な一方、おとなしいメインヒロインもできるがなぜかそういう出演をするアニメは作品としてあまり評価されないため、サブヒロインでの起用が多い。そのへんが花澤との違いかもしれない。
来年は仕事が複数決まっており、その中には注目作、偽物語(阿良々木月火)も含まれている。
⑤ 寿美菜子(20歳 ミュージックレイン)
2011年
2012年
Sphereでは3人目の選出。今年20歳の誕生日を迎えているので今年10代声優の選出はなしとなった。
Sphere結成と「けいおん!」からの知名度の高さからあとは代表作のみとなっていたが、ようやく今年TIGER & BUNNY(ブルー・ローズ/カリーナ・ライル)と魔乳秘剣帖(魔乳千房)をゲットした。個人的には少年役としてのポテンシャルも示したロウきゅーぶ!(竹中夏陽)も推したい。
Sphereの4人のそれぞれを取ってみてもほぼ死角がないのに、ミュージックレインは現在この4人だけというのだから、いやまったく恐ろしいw
来年はSphereによるSphereのためのアニメ「夏色キセキ」しか見当たらないが、時期が来れば順調に増えると思われるのであまり心配はしていない。
2011年のいつもの面々
川澄綾子(35歳 大沢事務所)
2011年
2012年
今年の新キャラ路線としては侵略!?イカ娘(常田鮎美(偽イカ娘))・バクマン。(蒼樹紅)・緋弾のアリア(ジャンヌ・ダルク〈デュランダル〉)あたりだろうか。相変わらずのヒロイン路線を貫きながら、母親や先生役などにも参戦するなど幅の広さを見せつけている。
来年も灼眼のシャナIII(Final)(吉田一美)・Fate/Zero(セイバー)と継続・続編キャラにも事欠かない中、彼女の代表的なヒロイン形態である王族ヒロイン、ゼロの使い魔Fのアンリエッタ女王が待っている。
能登麻美子(31歳 大沢事務所)
2011年
2012年
能登かわいいよ能登、ということで多くの作品で顔を出すことになった。
特徴的な声質はそのままにさまざまなキャラで登場してくるのは川澄綾子と変わらないのだが、川澄綾子よりはやや影っぽい位置で演じていることが多い気がする(あと川澄綾子にできない少年役ができるのも強みっていつも言ってるような……)
出演キャラでは君に届け 2ND SEASON(黒沼爽子)・ぬらりひょんの孫 千年魔京(羽衣狐/山吹乙女)あたりがそれに当たるか。作品がそんな感じとはいえ輪るピングドラム(時籠ゆり)のエキセントリックな演技もよかった。
来年は川澄綾子とのゼロ魔出演のほか、年明け早々にフォトエッセイ「クオリア」(正直このタイトルあやしいなぁ)を発売する。
堀江由衣(35歳 VIMS)
2011年
2012年
出演数は落ち着いているもののどれもとしては十分な出番と役割が与えられているものが多い。もはやヒロインというより物語を引き締めるバイプレイヤーとしての需要が高まってきたように思える。
その際たるものが、輪るピングドラム(夏芽真砂子)であろう。
また田村ゆかりとの共演も増えてきた。基本的には天真爛漫、猪突猛進型の田村ゆかりのブレーキ役だが最初に共演した「ひぐらし」では逆だったので、声優追いでアニメを見るものとしてはさまざまなコンビパターンを見せてほしいところである。
来年はゼロ魔・偽物語が続編で決まっているが、DOG DAYSも2期が決まっており、活躍は間違いないであろう。
田村ゆかり(36歳 アイムエンタープライズ)
2011年
2012年
この年齢で今年メインヒロインが3本というのは信じがたい結果に見えるが事実である。
陰も陽も使いこなす彼女は当然ヒロインだけでなくバイプレイヤーとしての力も相当なもののはずだが、キャラクターと声質ゆえか物語をかき回すトリックスターが向いていると思われる。
来年はあの「おねがい」シリーズの後継らしい「あの夏で待ってる」であの「森野苺」の後継っぽいキャラ「山乃檸檬」が期待通りの演技を見せるのか楽しみだったりする。
あ、あとDOG DAYS2期参戦希望w 堀江由衣との姫対決でw
釘宮理恵(32歳 アイムエンタープライズ)
2011年
2012年
シャナ・ゼロ魔と代表的な釘宮(ツンデレ)キャラを擁するアニメが終了に向かう中、新たな釘宮(ツンデレ)キャラのシリーズになりそうなのが緋弾のアリア(神崎・H・アリア)である。続編に期待せざるを得ない。
見かける機会は多かったものの、相変わらずのくぎゅボイスorショタで、今年は新たな一面を発見することはできなかったように思う。