COOLPIX L14を安上がりに強化したいのと、一眼は高いし手入れが面倒、ということでこんなものを調達してみた。
ヤマダ電機で売っていたコンパクトデジカメ用の後付けレンズ、とりあえず望遠と接写用を購入。両方とも2480円。
残念ながらメーカー的にはもう売っていないらしい。
取り付け部分。両側からスプリングでレンズ部分を挟みつける形で固定。
両側からちょうどいい形でスプリングが働くのできちんと真ん中で固定できる。裏書きによると「撮影時にレンズ部分が突出する外径が20ミリから36ミリのカメラ」に対応するらしい。
装着(PHSで撮影)想像以上にうまく固定できる。ただスプリングを使っている関係で、ふとした弾みで外れてしまうと結構な威力で飛んでいく(一応リングつきのストラップが付いていて、撮影時はそこに指を通して撮影するようにと書いてある)のでカメラを動かしながら撮るのには向いていない。あくまでカメラを固定して動かないもの(風景とか静物)を撮る用で考えた方がいいと思った。
それでは実際の撮影画像を……
(以下の画像はすべてトリミングしていませんが、三脚は使っていないので完全な比較になっていません)
望遠(2倍)
確かに望遠にはなっているのだけれど、あまりにも効果が感じられなさ過ぎるなぁという結果。コンパクトデジカメでもハイエンド機は光学9倍になっている理由がわかる気がした。6倍(仮想)はやっぱり意味がなさすぎる。
ちなみに光学ズームなしの状態ではレンズの屈折の関係か周辺が黒い影で埋まってしまう(右)
このレンズ単体で使う意味はないのでそのままカメラの光学ズームを3倍にすれば遜色なく使うことができる。ただこの影が均一でない場合はレンズをつけている左右のスプリングが均一でない可能性が高いのでファインダーを見ながら修正しないとズームになって影が見えなくても焦点がズレたまま撮影することになるかも。
マクロ(7.5倍)
マクロ(7.5倍)装着
左:同じ距離で非装着 右:上と同じになるくらい(?)寄ってみた
マクロといえばやっぱりフィギュア(?)ということでがくえんゆーとぴあ まなびストレート! 天宮学美&稲森光香 紺スク Ver. (PVC塗装済み完成品)をw いや絶対これいい品だってマジで。
いずれにしてもフォーカスの合う距離が相当縮まったことは明らかと言える。
左:マクロ(7.5倍)装着 右:非装着
ほとんど接触に近い状態で撮影
難を言えば、あまりにも接写に特化しすぎてピントの合う範囲が狭すぎること。フォーカス点になっている鼻を中心に周囲へのボケ方が非装着時より著しい。このフィギュアの全体像なんてむしろ上記の逆になる。
まぁマクロ撮影に使う距離じゃないんだけど……5倍あたりが欲しいなぁ。
あと接写するときにフラッシュを焚くと、レンズの大きさが邪魔をして妙な影が出てしまった(右)ので機種によっては注意したほうがいいかも。フィギュア撮影なら光源しっかり当てると思うからまず接写でフラッシュなんて使わないと思うけど。
私の結論としては「マクロに関しては対応デジカメなら想像以上に使えるんじゃない?」といったところ。フィギュア撮影は趣味だけど、接写が必要な花とか植物なんかには使えるんじゃないだろうか。コンパクトデジカメはマクロ撮影弱いイメージがあるし。
惜しむらくはもう生産してなさげなことだなぁ。あんまり需要がなさそうなのもわかるけど固定方法といい意外とよくできた商品だと思うんだけど……
0 件のコメント:
コメントを投稿