フジテレビ『めちゃ2イケてるッ!「笑って笑って景気回復DGやねんスペシャル!!」』
タレントに頭からビニール袋を被せるなどしたコーナーについて「大変危険だ。子どもが真似をして事故が起きかねない」といった意見が寄せられ、VTRを視聴のうえ審議し、委員から以下の意見が出された。意外となかったベタな案件ですね。これ以上のものが多すぎるんだけど。
<委員の主な意見> # 2月の委員会でも、同番組のビニール袋を被せるシーンが議題になり、危険性や子どもへの影響を指摘している。現場に伝わっていないのではないか。 # ビニール袋は子どもにとっても身近な存在で、真似をする危険性が高い。それを軽々しく扱ったことは問題だ。 # 番組全体の流れを考えても、あのようないたずらをやる意味がわからない。 # 本番組はPTAの「見せたくない番組」にも選ばれているが、逆に言えば子どもがよく見ているということ。影響力は大きい。
以上の意見等を踏まえて、委員会としては、(1)番組のコンセプト及びいじめ的な行為を仕掛ける意図、(2)「とりわけ児童の視聴に十分配慮する」時間帯に放送されているが、子ども達が真似するとの危惧はなかったか、(3)本番組については、今年2月の委員会でも頭からビニール袋を被せたりするコーナーについて議題になり前々回の議事概要に意見を掲載している。これらの意見は制作現場に反映されているか、また、具体的にどのような議論を経て放送に至ったか、(4)青少年委員会では、2000年11月に『バラエティー系番組に対する見解』を、さらに2007年10月に『「出演者の心身に加えられる暴力」に関する見解』を公表しているが、これらの見解は制作現場にどのように浸透し、制作者はどう受け止めているか、について回答を求めることになった。意見をそのまま質問書にして回答を求め、その返答を待って対応を。
日本テレビ『スッキリ!!』
"先生を流産させる会"を取り上げた際のコメンテーターによる「どこの学校でも多少はある。わざわざ騒ぎたてるほどのことでない」との発言に対し、「生命を軽視している」「制作者の倫理観を疑う」といった意見が寄せられ、VTRを視聴のうえ審議し、委員から以下の意見が出された。いろいろな要因(ゲームやらネットやら)を取りざたされますが、なぜ教師が彼ら本人の邪悪さを問おうとしないのかそれが一番の悪だったのではないかと思います。子供にも性悪説はあると思うんですが。
<委員の主な意見> * 社会全体で見れば多くある出来事と言いたかったのだろうが、視聴者に対しては一方通行。コメンテーターおよび制作者はそこを理解する必要がある。 * 命に関わる問題なのに取り上げる時間が短く、あまりに簡単なコメントの投げ捨てになっている。番組作りとして問題ではないか。 * 生徒から先生に対する愛情の裏返しといった側面もあったのかもしれないが、この報道では伝わってこない。なんかそれ言っちゃったらワイドショー全部おしまいですよ的な…… 「生徒から先生に対する愛情の裏返しといった側面」ってどこの話? コメンテイターが妙な発言したら番組じゃなくて言った本人の人格を問う方が先なのでは? ※いたずらでは済まない…「先生を流産させる会」の中学生が実行した「おぞましきアイデア」 ※問題点はネーミングだけ? 「先生を流産させる会」の深層
日本テレビ『所さんの目がテン!』
うさぎがペットに適するかどうかを判定するための実験と称し、ライオンの檻の隣に置いたり、リモコンカーで追い立てて走らせるなどした企画に対し、「動物虐待ではないか。ひどすぎる」「うさぎは恐怖やショックで死ぬこともあることを知っているのか」といった意見が寄せられ、VTRを視聴のうえ審議した結果、委員から以下の意見が出された。ぬこだったら大変なことになっていただろうなぁと思いつつ。
<委員の主な意見> * うさぎのペットとしての適性を検証するにあたって、なぜライオンが必要なのか。 * 本番組は「青少年に見てもらいたい番組」に選定されている。面白く、ためになる番組だけに、今回の企画は残念だ。 * 視聴者の感覚により、その評価の違いもある。あくまで実験としてなら、許容できる人も多いのではないか。
委員会では審議の結果、必ずしもライオンの隣に置くなどの実験は必要なかったのではないか、との意見を局側に伝えることとした。「バラエティなんでネタとして面白いと思ったから」が通用しない世の中になってしまいました。 つーかなんだこの結論。
中学生モニター報告
バラエティー番組
『春のオールスター感謝祭2009』には「今後放送するドラマのキャストが出演したり、昨年活躍した人も出るので年の流行が良く分かる。体中ローションをつけて相撲をするのが面白い」、「けが人を出しているにもかかわらず、ヌルヌル相撲をやっていた。なぜ改めないのか」と賛否に分かれた対照的な意見が寄せられた。死ななきゃやめませんよ。きっと。 その他の番組
ラジオ番組『誠のサイキック青年団』に「番組が無くなってしまい残念。どこが不適切な発言か分からない。何事も隠さず情報を伝え合う事ができるようになってほしい」などの意見が寄せられた。聞いてる中学生いるんだ。
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