●不健全図書審査
さて、今年度最初の審議会ということになるのですが、ちょっと昨年度とは感触が変わった部分がありました……○■■委員 両誌とも指定にふさわしいと考えます。
1番のほうは「Hな体験①」とありますが、今後、②、③が発行されるのだろうというふうに思います。これも注視して見るべきと思います。同様に2番も、あとがきを見ると「働く人妻シリーズ」の2冊目とありますが、1冊目がどうだったかというのも関心があるところですので、また追加のフォローをお願いできればと思います。以上です。
■■委員 2誌とも指定でお願いします。
最初の「ホントにあったHな体験」、これは絵のタッチそのものが本当にあったというような現実味を帯びていて、本当に嫌だなと思います。
■■委員 2誌とも指定したほうがいいと思います。
2誌ともいろいろ意見が分かれているところですけれども、成人向けだろうと思いますので区分陳列をしてほしいと思います。
■■委員 2誌とも指定でお願いいたします。
やはり全編に性描写があるので、青少年向けではないと思います。
■■委員 2誌とも指定で構わないと思います。
理由は、業界団体の指定やむなしの意見とほぼ同様です。成人向けだと思います。
我妻委員 私も2誌指定でよろしいかと思います。
成人向けの内容だという印象です。
小濱委員 結論から申しますと、私も2誌とも指定でお願いしたいと思います。
1番目の「SPコミックス」のほうは、やはり性描写が非常に多いし、ストーリー性があるかどうかというようなことはあまり関係なく、表現自体は子供が見てはいけないもの、見せるべきではないものだろうというふうに感じました。また、自主規制団体の意見の中で、青少年を対象にしているとは思えないというようなご意見がありますが、子供が被写体でいわゆるモデルになっているかどうかというのは、われわれが今審査している指定基準とは関係のない事項だと思いますので、この点の話はちょっと筋が違うのかなというふうに感じております。
また、2番目のほうですけれども、やはり全編ともにセックスシーンも多いし、陰毛もはっきり描かれているということで、子供が見るのはちょっと問題があるのかなというふうに思いますし、やはり卑わい感が非常に感じられます。子供が手にとって見るのは問題かなというふうに思っております。
■■委員 2誌とも指定でお願いします。
その理由として、やはり性的行為を露骨に描写し、また表現することによって、卑わいな感じを与えているというふうに思います。
■■委員 2誌とも指定でいいと思います。
感想は、昔に比べて絵がうまくなったなと思います。
■■委員 2誌とも指定でいいと思います。
理由につきましては、施行規則第15条一の、特に(ロ)前半が該当すると思います。以上です。
■■委員 2誌とも指定でいいと思います。
同じく、青少年にとって有害と判断いたします。
■■委員 2誌とも指定でよろしいと思います。これ、今回の審査結果として「2誌とも指定」以外の意見を述べた分です。
基本的には成人向けに出されている雑誌だと思いますので、やはり青少年向けではないと思います。
昨年度までの審議会ではこのような意見はあって1人、多くても数人レベルだったんですが、今回これだけの人数が意見を述べている(定型句の返しは3人だけ)。これだけで十分驚きに値します。
やはり条例案効果なのかそれとも単に今まで発言はあったものの議事録では抹消されてしまっていたのかは謎ですが、ある程度の意見を沿えることでどういう見方で審査をしているのかを示してくれるようになってほしいですね。単純に意見にならない定型句が長くなっただけということにはならないよう次回以降の議事録にも期待。
●同人誌即売会の問い合わせ
都民からの意見より……内容は、「同人誌販売イベントについて」、これは電話による申出のところと電子メールによる申出がありまして、別の方からですけれども、いずれも同じイベントについて別々の方々からのご意見でありまして、ショタスクラッチといいまして、少年をテーマとした同人誌について、18禁規制がきちんとなされているのかといったお申出といいますか、ご意見でございました。ショタスクラッチ
これは見事なショタエロ即売会ですね。そして……
※ショタスクラッチ12 全参加者へ当日のお知らせ
◆6月27日開催ショタスクラッチ12は、18歳未満の方、及び高校生の入場ができません。※ショタスクラッチ第十二回開催についての重要なお知らせ
当日は入場時に年齢確認を実施しますので、ご協力をお願いします。
サークル参加者・一般参加者は全員、 身分証明書をお持ち下さい。
入口でスタッフが年齢確認後、確認済のリストバンドを巻かせて頂き、入場となります。
身分証明書がない場合、入場できません。
変更先会場である都立産業貿易センター台東館では都の青少年健全育成条例対策として、成人向頒布物が一定数以上ある場合、主催者と協議の上で「フロア全体を18歳未満入場 禁止とする」方式をとることがあります。これは「小売業など」が成人指定物販売の際 義務付けられる包装や販売の区分けによるもので、今回の例ではフロア自体を青少年が 立ち入れないようにすることでクリアするという考え方です。会場変更に伴って問題の都立産業貿易センター台東館で18禁の壁に突き当たってしまったようで。
都条例について、対応の内容や判断は現在のところ開催会場によっても異なりますが、 都立産業貿易センターでは二年前、同人誌即売会の開催内容について問題視した報道がされたケースなどもあり、特に慎重な判断になっているようです。何卒ご理解下さい。
でもこの決定は昨年末のものなので、あまり関係はなかったり。今頃(3~4月)問い合わせた側は何かを探りに来たんでしょうな。
●指定実績詐欺?
■■委員 今日審議した2冊の本ですけれども、過去1年間の指定実績無しと書いてあるんです。これは、この本に対してということで、21年度における条例の適用状況というところに、竹書房もリイド社も結構たくさん出ているじゃないですか。それは過去指定無しということになるのですか。おやおや初心者さんかな? ちょうど年度代わりということで一人入れ替わった人がいたみたいだけど。
○会長 事務局、お願いします。
○青少年課長 過去の指定状況といいますのは、同じ出版社という意味ではございませんで、例えば週刊誌などの定期刊行物を主に念頭に置いておりまして、同じ題名の同じ週刊誌が過去1年間指定があったかというようなものでございますので、同じ出版社であっても、必ずしも他の冊子、他の作者のものがあっても、ここにはカウントしないということでございます。
○■■委員 「最初から■■社とか■■というのは要注意」みたいに、そういうものではないんですか。
○青少年課長 シリーズもの的なもので過去にあったかということでございますので。
○■■委員 わかりました。
○■■委員 たまたま■■も同じものがないだけですから。
○■■委員 出しているということですね。
○■■委員 そういうのがありましたね。指定実績がずっとなかったですね。今は幸運にないだけです。
○会長 よろしゅうございますか。
○■■委員 はい。
これに関しては以前も述べたとおり。でもこの数え方だと単行本は数えられないよね。
●そして条例案
■■委員 本審議会で取り扱っているというか、青少年健全育成条例の都庁の出した改正案が3月30日の議会で全会一致で継続審議となりました。これまでの都庁の事務局の改正案の不適切な内容や、あるいはパブリックコメントなどに対する不誠実な対応、こういうものも含めて、議会の示した良識的な判断を真摯に受けとめて、今後、適切な業務の執行に当たっていただきながら、本審議会についても当たっていただきたい、このようにお願いをいたします。意見で、回答は求めません。まぁ時事なので。
○会長 貴重なご意見ですので、承っておきます。
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