第590回東京都青少年健全育成審議会の議事録
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/590/gijiroku%28590%29.pdf
今回から青少年課長が交代になった模様。
ということで、今回も優良映画からちょっと
小濱委員 結論は推奨ということでお願いしたいと思います。
先ほど■■委員からお話がありましたが、とにかく難しいのと、化学式とかいろいろなものが出てきて、恐らくあれは高校生でもついていけないんじゃないかなと、私なんかが見ていてもわからない。字幕に出てくるものとか、あれは記号ですよね。成分記号とかかなり難しい。それと、ストーリーが飛び飛びになっていて、学会の話から急に田舎の給食の話に行ったりとか、ストーリーを追うのが非常に大変で、もうちょっとと言っても、できちゃった映画なのでしょうがないですけれども。やっぱり、これも前に申し上げましたように、こういった副読本みたいなものがないとなかなか理解しにくい映画だなと。もうちょっと、推奨してほしいというのでしたら、もうすこしやさしくつくってくれるとよかったなという気はいたしました。
■■委員 私の番に来るまでに、推薦しないほうが多いかなというふうに思っていました。
というのは、食べ物、食の問題が今大事だということは、これは別に日本にかかわらずみんなわかっていることですけれども、ここは東京都で都会の人だからかなという、お話を伺っていて気がします。
というのは、日本の場合は農地もフランスに比べればはるかに狭いので、あんなことはとっくにやっている。だから知っているのが見ると、フランスは遅れているねという、そういうことなんですね。それを今更何なんだという、しかも、今、小濱委員からも出ましたけれども、映画としてできが良くないと僕は思うんです。何を言っているのかわからないんじゃないのという、つまり食の問題がすごい大事だというのは世界共通の大テーマなんだけれども、じゃ、何やっているんだということについていうと、前に山形か秋田の映画がありましたけれども、あれのほうがはるかにわかりやすい。映画のできとしても僕はよくないと思うので、皆さんが推奨なら別に逆らいませんけれども、あれは推奨する必要ないんじゃないのという気はいたしました。
大人のあなた方が見て「わかりにくい、出来が悪い」と思うなら多数で押し切られても先月みたいに反対を表明しろよ。
■■委員 私も消極的な賛成です。さっきから話が出ていますけれども、あれは映画なのかなという気が実はするんですね。見ていてキャンペーンに見えるわけですよ。それで、映画ですから、それからドキュメンタリーですからキャンペーンでも構わないんですけれども、その中に映画が持っていなければいけないドキュメンタリー性というか、ダイナミズムとか、そういうのは全く感じられなくて、どうもキャンペーンを見せつけられて、初めから論理が「オーガニック、オーガニック」と、それから「食の安全と環境」と言われると、私ちょっとあまのじゃくなものですから、逆に反発を感じてしまうようなところもあったりしまして、先ほど■■委員も言われましたけれども、映画として評価できないという印象を私は持ちました。極めて退屈でした。
それとやっぱりもう一つは、フランスの農業政策と日本の農業政策が明らかに違うというところが、この映画を見て、子どもたちを含めてお母様方もそうなんでしょうけれども、どういうふうに理解するのかというと、かなり難しい部分があるなという印象を持ちました。
会長代理 私も最初のパンフレットを見たときは、楽しい有機農法をやろうみたいな、そういう映画かなと思って見てみたら、実はずいぶん違っていて、相当バランスに欠けた映画かなというふうに思いました。その理由は、要するにオーガニックじゃないものというのは何か毒を含んだ食品をつくっているみたいな、そういうイメージを植えつけるような感じがしました。フランスって、食料自給率が百数十%輸出国なんですね。日本はカロリーベースでいくと40%しかなくて、それは世界じゅうからいろんな形で入ってきているわけで、それをすべてオーガニックじゃないと危険な食品だというような形でみなすということは、非現実的というか、世の中の人たちに誤解を与えるんじゃないかなというふうに思いました。映画のできもあんまりよくなかったし、私はあんまり推奨には賛成できかねないという感じですね。
会長代理(児玉平生 毎日新聞社論説委員)から非該当が入ったよー。
会長 じゃ、非該当ということで。
私も拝見をさせていただきましたけれども、委員の皆様方おっしゃるように非常に難しくて、途中でちょっと眠くなったような状況です。
会長wwwwww
食の安全性、食を生活の中でどう捉えるかという意味から見れば、推奨しないという理由がどこかに見つからないというのが、正直な話、私の感想です。やはりフランスと日本の違いというのをきちんと勉強した上で、比較的な意味で見ていただくのが妥当なのかなという感じがいたします。
フランスの勉強してから見ること推奨動画って誰が積極的に見せるんだろう。
総体的には、消極的な指定も含めて指定の方が多い結果となりましたが、一応、高校生以上での推奨ということでご賛成いただいてよろしいでしょうか。なかなかこれは意見つけがたいところなんですが、推奨するかしないかという結論でございますので。
うわ、強行採決に走った。
会長代理 殺虫剤を使っている家の子どもがガンになったとかという話があったじゃないですか。ああいうのって、それを結びつける根拠がちゃんとあるのかどうかちょっと疑問なところがありますよね。誤解を植えつけちゃうような気がしますけどね。皆さんがそうおっしゃるんだったらしょうがないですが。
○会長 この議事録を読んでいただくという形になりましょうか。では、もう一度お諮りをいたします。指定に消極的な意味も含めて賛成の方が多うございましたので、指定ということで答申をしてよろしゅうございましょうか。
(「はい」の声あり)
○会長 それでは、そのように指定ということで答申をさせていただきます。
結局通ってしまいました……ちなみに審議会は20人です。何人非該当を入れれば取り消されるのかはわかりませんが。
不健全については全く滞りなく進んで終了しています。
前回と違ってこの映画は背後関係がよくわかりませんでした。
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